（ボランティアの皆さん）

大学生の皆さんは、どのような経緯で今回のボランティアに参加することになったのですか？

奥田立命館アジア太平洋大学(APU)の先生に紹介してもらいました。私は音楽がすごく好きなので、フェスに関わることができると聞いてワクワクしました。好きなアーティストが出演したので、ライブも楽しむことができました。

渋井大分でこんなに大きいイベントがあるのは珍しいので、せっかく大分に住んでいるのだから参加したいと思いました。自分が今住んでいる地域で、初めてフェスが開催されることに期待が膨らみました。

「ジゴロック2023」会場の様子.

ボランティアとしての役割は、"リストバンドチェック"と"ごみステーションでの声掛け"でしたね。リストバンドチェックの仕事はいかがでしたか？

吉川難しかったです。でも、来ている方に近い場所にいるのでリアルな感想が聞けますし、ワクワクしている感じも間近で見ることができました。フェスならではの経験ができたことに満足しています。

ごみステーションのボランティアの仕事はいかがでしたか？

石井楽しかったです。ごみの分別は大変なこともありましたが、大人の方と一緒に、イベントを作りあげることが新鮮でした。学校外の活動への手応えを感じました。リストバンドチェックではお子さんがハイタッチしてくれたり、積極的に分別について聞いてくれる方がいたり、お客さんとの交流もあったんです。

また、ごみの分別だけでなく、食べ残しが多かったり、スタッフ間の伝達の難しさを感じたりと、ボランティアとして参加したからこそ様々な課題に気づくことができました。

今回ボランティアを経験して、これから自分がしてみたいことは見つかりましたか？

石井いろんな方と交流したいと思い今回参加したのですが、同じ担当場所だった初対面の方と連絡先を交換するほど仲良くなることができました。担当場所では留学生の方ばかりだったので国際的な経験もできました。こういった社交的な場にこれからも参加していきたいなと思いましたし、日本語以外の言語で話すことに興味があるので、将来はそういった職業につきたいです。

吉川フェスに興味があります。こういったイベントでボランティア同士もそうですけど、観客同士など参加者同士で新しいコミュニティや交流が生まれるのがいいなぁと感じたので、交流を作り出す場を将来的に自分も作っていけたらなと思っています。

奥田大学を卒業するまでに、今回のようにボランティアや、音楽や芸能に関わらせていただけるのであれば、また積極的に関わっていきたいと思います。ライブやグルメを楽しむこともできましたし、イベントの裏側を見られるのも楽しかったので、またやってみたいです。 こんなに学びの多いボランティアは、学生の特権ですね。

渋井今回の経験を経て、こうした方がいいなと思うことを下から上へ意見を渡せる、聞ける体制を作りたいなと思いました。学生だからと思わず、こうして欲しいと自分たちもちゃんと要求できたら。もし自分が上の立場になった時にもそれができるようにしたいなと思いました。