空でつながろう

Interview Vol.65 「あるがままの自分、ありたい自分」へ。

EVOLOVEプロジェクトでは、日本全国47都道府県にて「地元愛」を持ち、積極的に地域活性に力を注ぐ方々へのインタビューを行なっています。これまでの活動内容から、この後どのように「地元愛」を進化させていくか。未来へ向けたチャレンジを、皆さんと一緒に考えていけたらと思っています。第65弾の今回は、滋賀県大津市で「あるがママfes」などを通しママが活躍する機会を創出し、地域課題の解決に取り組む、「cotomo」代表 赤阪純子さんにお話を伺いました。

「あるがままの自分、ありたい自分」へ。

写真中央:赤阪さん

輝く人を育む場をつくる

現在の活動と、活動に至った経緯を教えてください。

赤阪個人事業主として2019年にcotomo(コトモ)という名前で事業を開始しました。滋賀県大津市を中心としたママのコミュニティづくり、ママ視点での商品開発、デザイン制作、親子が楽しめるマルシェやフェスの企画運営を行っています。

私は京都市出身で、大津市に住むようになってから9年になります。大津に来た時、周りの人たちから「大津市って何もない」と言われたんです。「悲しい」と思いましたね。これから、さぁこの街で子育てしようとしていた矢先なのに。

そこで、大津市の良いところや、どのようにしていきたいかをディスカッションしていけばいいのではないかと思って、月に一度、ママたちが集まる会を開催するようになりました。

何もなければ、自分達で作っていけば良いと考えたのですね。

赤阪はい。私は当時、年小と年長の子育て真っ最中でした。大津市のママたちを集めた会を開催するようになってから1年ほど経った頃にコロナ禍になり、学校のイベントなどは次々と中止になってしまいました。でも、民間ならば活動できるのではないかと考え、2022年11月にママが主体となったマルシェやイベント「あるがママfes vol.1」を開催するに至りました。

その後、5年ほど活動を続けて、2023年11月にきちんとした形でコミュニティを結成しようと決断しました。地域で活躍する想像的な人を育成するスクールの発起人となり、プロデューサーであり講師でもある株式会社ホモ・サピエンスの福冨さんと共に、どうやって自分が主体となってウェルビーイングな街にしていけるのかを具体的に考えました。そして、ママのコミュニティづくりやフェスなどのイベントを企画することで、地域をブランディングする会社として、株式会社conpeitoを2024年6月に設立しました。大津で、ママや子どもたちの居場所をつくり、活躍できるように見える化していく活動をしていきたいと考えています。

「あるがままの自分、ありたい自分」へ。

具体的なイベントなどをご紹介ください。

赤阪2023年5月、株式会社ホモ・サピエンスが主催する「What a wonderful Otsu!!」というJR大津駅前からお寺、大通りなどの4カ所をつなぎ、マルシェやストリートライブを行うイベントに参加しました。「What a wonderful Otsu!!」は、大津の街全体をみんなで楽しもうということで、県内高校軽音クラブの「けいおんストリートLive」を駅前広場で開催し、学生たちがライブを行いました。また、お寺の本堂をお借りして、ヨガやハープの演奏を行ったり、近隣の県からスイーツやおにぎりなどのお店に出店してもらったりすることで、日常生活とは違う楽しみを体験してもらいたいと考えて開催されました。私は、大津駅前のイベントをディレクションし、「conpeito marché」を仲間と共に盛り上げました。こちらでは、子どもたちに店員さんになってもらうアクティビティを行ったり、パンやアクセサリーの販売をしました。

「あるがままの自分、ありたい自分」へ。

cotomoとは別に、「おおつつながりプロジェクト」という団体も立ち上げまして、大津だけではなく京都に住んでいるママたちとも協力して、この辺りのエリアを盛り上げようと頑張っています。「おおつつながりプロジェクトでは年に2回「あるがママfes」というイベントを主催、企画していますが2023年5月に第8回目を迎えました。各回、1,000人ほどの方がご来場くださる大きなイベントに成長しています。

「あるがままの自分、ありたい自分」へ。

子どもたちに見せたい背中

なぜ、大津市に居住するママたちの活動を支援したいと考えるようになったのですか?

赤阪私自身もそうでしたが、たくさんのママたちとの出会いの中で感じていたのは、ママになった女性たちの自己評価や自己信頼が低く、その方の良さが活かされていないということです。学校や人生で学んできたこと、携わってきた仕事など含めて、その方だから持っている魅力が活かしきれておらず、もったいないと思いました。ニュースなどのメディアを見ても、女性が活躍している様子はあまりなかったのです。女性にも希望をもってもらえるような活動をしたい、子育てをしている女性にも活躍できる場を増やしていきたいと思いました。

大津市は、琵琶湖もありますので、自然が多いエリアです。公園もたくさんありますし、緑が豊かなので癒される場所ですね。少し歩けば、自然に包まれるというところが気に入っています。地域ブランディングによって、この良さを、もっと県内外にアピールしていきたいです。

「あるがままの自分、ありたい自分」へ。

現在、感じている課題はありますか?

赤阪子育てをしているママたちに多いのですが、この後、将来どうやって生きていこうか?ということがテーマになってくると感じています。子育てを機に、ママのキャリア、ママの楽しみ、ママの人生って何だろう?と自分を見つめ直すことになると思うのです。

子育て中のママたち自身も楽しく暮らし、心を満たして欲しいです。そこから、広く社会に目を向けて、活躍できる場所を見つけてもらえたら良いですね。そして、子ども達にも、そういう視点を持って成長してもらいたいです。そのためには、まずはママたちが率先して行動して伝えていく必要があります。

赤阪さんにとっての”EVOLUTION x LOVE”を教えてください。

赤阪「自分」を常に進化させていきたいと考えています。新しい仕事に挑戦したり、失敗したり、誰かに助けられたりする様子を子ども達に見せていきたいのです。1年前の自分と、今の自分を比べた時に違う私になっていたい。その間には、たくさん勉強し、知識を吸収し、経験を重ね、色々な人たちに助けてもらい、出来上がっています。そんな過程を見て、ママが成長しているということを、子どもたちに感じてほしいです。

「あるがままの自分、ありたい自分」へ。

conpeito交流会

ありがとうございました。子供達が、将来も住み続けたい街を創っていく。そのためには、ママたち自身が楽しく幸せである姿を、ずっと見せていきたい。そんな考えに共感する方は多いのではないでしょうか?賛同する方が集まり、良い活動が広まりますように、応援したいと思います。