背景が青空だったのでチェキの色が青系統でそろっているのが
すごく琵琶湖の色に似ていて良いと思いました。
Interview Vol.87
高校生が、イベント主催者・出展者にインタビュー。
地元で活躍する大人たちの声を聞き、
未来を切り拓くきっかけに。
EVOLOVEプロジェクトでは、日本全国47都道府県にて「愛」を持ち、未来へ向けたチャレンジをしている方々へのインタビューを行なっています。愛は人類を進化させる最も大きなモチベーションだと信じて、みなさんと一緒に考えていければと思います。
今回は、11/3に滋賀県大津市にて開催された「Biwa-cation fes in What a wonderful Otsu!!」にて、琵琶湖のある大津の街をPRするアイデアを出してくれた大津商業高校の学生にレポートを書いてもらいました。高校生が考える自分たちの地元。街をもっと良くしたいと奮闘する大人たちにインタビューすることで、未来へのヒントが見えたとしたら嬉しいです。
大津商業高等学校3年の土田環那と、深井咲希です。私たちが企画したフォトスポットを中心に、イベントについてレポートしたいと思います。今回、私たちは11月3日のマルシェに参加し、だれかにとっての「well-being」な時間の一部をチェキに収めることができるフォトブースを企画させていただきました。
当日はお仕事の関係で来られなかったですが、打合せではお笑い芸人のロッシーさん、打合せから当日のマルシェに関わっていただいたタレントの春名真依さんなどの芸能人の方とお仕事をさせていただき、初めてのことばかりで緊張もしましたが、とても良い機会を与えていただけたと思っています。
私たちは、フォトブースで写真を撮る合間に、来場者の方と出店者の方にインタビューをさせていただきました。
「What a Wonderful Otsu!!2024」という大津港周辺のエリアでいろいろなマルシェが集まるイベントが開催されました。
その際に、出店者の方にインタビューをするお時間をいただき、「どのような思いで出店されたのか」「滋賀県の魅力はどのようなところか」について質問させていただきました。
県内外の方のお話も伺ったことで、改めて私たちの住む滋賀県の良さに気づくことができました。
私たちは最初に、オリジナル絵本の塗り絵を企画された「UNIVERS&(ユニバーサンド)」に伺いました。
「UNIVERS&」では大学生の方々が出店されており、名刺もいただきました。
そこでは、物理・宇宙学科に通われる大学生の方にインタビューを行い、宇宙の良さや自分に知識があることでモノの見かたを変化させることができるという素敵なお話を伺いました。夜の星を眺めるだけよりも「あの星は○○座だ!」と知っていることでうれしい気持ちになり、より宇宙に対して興味が湧いてくる、と話されている目がとてもキラキラと輝いていて素敵な笑顔でした。
次に、モバイル本棚を用いて読書のできる空間づくりをされていた「学び床」にお邪魔させていただきました。「学び床」では簡単に取り付けが可能な木製のコップスタンドの貸し出しもされていました。そこでは、ゆったりとした時間を好きな本を読みながら楽しんでほしいという思いで出店されており、天気が良いので外で読書を楽しむ方々がたくさんいらっしゃいました。
さらに、マーブリングレターづくりを企画された「ミナミリビングラボ」では手紙の良さについて伺うことができました。SNS等で連絡が容易に取れてしまう現代で、手紙を書き、文字で伝えることの良さや手作りの封筒を作成することで世界に一つだけしかない特別な手紙になるので自分にとって大切だと思う人に手紙を届けてほしいと話されていました。
私たちはイベント出店の方だけではなく、食べ物を販売しているお店にもお話を伺いました。
季節の果物を販売されていた「青森屋」の方はとても明るく元気な印象を受けました。
インタビューをしている最中にもお客様に積極的に話しかけ、商品の良さを笑顔で伝えている姿を拝見し、お店全体の雰囲気がとても素敵でした。
次に、焼き芋を販売していた「キタリビングラボ」では自然を大切にする考え方について話を伺いました。「キタリビングラボ」では農薬を使わず、自然の力で野菜を育てているそうです。野菜だけではなく、自然の緑を守っていってほしいと話されていました。
「青森屋」と「キタリビングラボ」のお店の方にみかんと焼き芋をいただき、とてもうれしかったです。
今回、お話を伺った出店者の方は滋賀県について「琵琶湖があることがよい」や「自然が残っていて緑が多い」と話されていました。特に、県外からの出店者は今回のイベントについて「いろいろな人と関わることができる素敵な場だと思うので、今後もこのイベントを続けていってほしい」という意見が多かったです。
私たちが普段、何気なく生活していた滋賀県が今回のインタビューを通して、「過ごしやすい町」であることや誰かにとっての「憩いの場」であることを知り、滋賀県には多くの魅力が隠されていたことに気が付きました。
今回、出店したフォトブースではたくさんの来場者の方のお写真を撮り、チェキを貼るボードもたくさん埋めることができたのでとても達成感がありました。
チェキの撮影では、家族でカチューシャをお揃いにする人やペットと一緒に撮影する人など、参加してくださった方が楽しみながら撮った写真を拝見していると、自然と私たちも笑顔になることができました。
滋賀県立大津商業高校
土田 環那 深井 咲希
学生たちが来場者にアンケートを取った結果を以下に抜粋でご紹介します。
(調査対象:大津商業高校×EVOLOVE フォトスポット参加者 56名)
◆ 来場目的は?
半数以上が、ふらっと気軽に立ち寄ってくださった方たちでした。大津では、マルシェなどのイベントが頻繁に行われていると思います。気軽に立ち寄れるイベントが多いと、生活に彩りが生まれますね。
◆ 暮らしや生活で困っていること
お子様連れのファミリーが多かったため、子育てについて関心のある方が最多でした。大津は京都や大阪から引っ越して来る方も多く、小さなお子さんのいる家庭が増えています。大津市は琵琶湖が近く、自然豊かで子育て世帯に人気の街、良い学校が多く教育熱心な家庭が多い、といったイメージがありますので、生活環境については多くの方が注目しているようです。
◆ あなたにとってのWell-being(あなたらしく、良い状態でいられること)とは?
- 四季が感じられ、その時々に琵琶湖を眺めてホッとできる瞬間
- 赤ちゃんがいても気にせずゆっくりできる場所
- 琵琶湖や水辺の公園、カフェ
- キッチン、美味しいものを作る
- 自宅、一番くつろげるから
- 温かいお風呂にゆっくり映画を見ながら入る
琵琶湖は湖なので水面が穏やかで、癒しの効果が高いようです。琵琶湖を見たり、琵琶湖の周りを歩いたり走ったりすることで自分らしさを取り戻せると感じる方が多かったです。また、キッチン、お風呂、音楽を聴くなど自宅にいる時間が心地良いと答える方も多かったです。Well-beingな瞬間を意識してみると、もっと具体的に思いつくようになるかもしれませんね。
◆ もっと琵琶湖を活用するにはどうしたら良い?
- 琵琶湖の周辺でイルミネーションしては?
- きれいにする、夜明るくする
- フラッと立ち寄りたくなるものがあると嬉しい
- 公園などに遊具を増やし、オムツ交換できる場所が欲しい。
- 近域住民か観光客と絡める場所も欲しい
- 子供と一緒に参加できるイベントを増やして欲しい
- 子供を遊ばせやすい場所やサービスが増えてほしい
- 湖をキレイに
- 活用の方法を考える機会をつくる
- ドックラン、カフェ
- 車ごと乗れるフェリーがあちこちから出る
- 橋をかける
- BBQができる所を増やす
いろいろなアイデアが出ました。親子で参加できるイベントがあると良い。遊具やオムツ台がもっとあった方が良い。フェリーや橋などのインフラ。夜を明るく照らすイルミネーション。人的交流できるような場所。街をもっと良くするためには、どうしたら良いのか。みんなのアイデアを、もっと聞いてみたいですね。