佐賀県のグルメ情報が集約されていて、行ってみたくなるようなお店がたくさん見つかります。移住者向けの女子会もあるようで、運営している方にインタビューしてみました。
Q.SNSを活用して、地方の魅力を発信している方にお話を聞いています。どのような内容を、どのチャネルで発信しているのでしょうか?
さがおいしいTwitter、TikTok、Instagram と各プラットフォームに、同じ内容を載せています。特に内容を分けておらず、見る方が自分の好きなSNSアプリで見てもらえれば良いと思っています。
Q.インスタのプロフィールに佐賀県4年目と書かれていましたが、どちらから移住されたのでしょうか?
さがおいしい熊本県から移住してきて、佐賀県に住むようになって4年目です。熊本の前は大分県に住んでいました。大分の立命館アジア太平洋大学(APU)に通っていて、アジアの環境問題について勉強をしていました。
卒業後に就職した会社で東京に本社採用され、最初の配属先が佐賀でした。そして、佐賀の方と結婚したため、今もこちらに住んでいます。
Q.SNSを開始した経緯を教えてください。
さがおいしい佐賀県という知らない土地に来て、友人もいなくて、何か発信できるものがないかなと思って佐賀県のグルメについて投稿するようになりました。1人でご飯を食べに行くのが好きだったので、それをどんどん投稿していきました。そうこうしているうちに、SNSで色々な人と知り合うようになり、一緒にご飯を食べに行く仲になった人もいます。
佐賀県の県庁が主催する移住者向けのイベントで、お手伝いしたことがあります。佐賀県に移住して来た方たちは、最初はやはり、一緒にご飯を食べに行く人がいないとか、喋る相手がいないという悩みがあるのです。私もそうでしたが、知らない土地に引っ越してくると、最初は孤独ですよね。
佐賀県の県庁では移住者向けの業務を行っている移民課があり、移住者同志の繋がりを持たせたいと思っているようです。私は、そのようなイベントの先輩ゲストとして呼ばれて、新しく移住してきた方との交流会に参加したりすることもあります。
Q.発信したいことのメインテーマは何ですか?
さがおいしい佐賀の魅力として、グルメを紹介したいと思っています。誰もが興味をもつテーマですし、自分にとっても、美味しいご飯を食べることは趣味ですのでストレスフリーで行えるからです。外でご飯を食べることが趣味なので、継続し続ける習慣ができています。楽しみでやっていることだから、SNSで発信することは、日常生活の一部のような感じです。私のアカウントを通じて、佐賀のコミュニティを作りたいです。
Q.地方で感じている課題、解決していきたいことは?
さがおいしい熊本県だったらくまモンというキャラクターが強力だったり、観光のPRが上手だと思います。行きたいなとか、楽しそうだなと思うんです。でも、佐賀県はそういう発信が上手くない気がしています。ネタはいっぱいあるのに、勿体無い。県外の友人に、「佐賀県って何もない」と言われるのですが、私のインスタを教えてあげると、「佐賀県にもこんなに一杯あるんだ!」と驚かれます。悔しいから、もっと発信してやるぞ!と思っています。
Q.今はできていないけれども、やりたいことってありますか?
さがおいしい本当は、リール動画も、もっと投稿したいです。でも、普通の一般客として食べに行くので、お店に迷惑がかからない範囲で撮影をやっています。だから、お客さんがいない店内で撮影させてもらえたら、動画で投稿できるのにという気持ちがあります。ゆっくり撮影して動画を作ってみたいです。

ありがとうございました。新しい土地に移り住むのは不安ですけれども、積極的に情報を発信してくださる方がいると、そこに人が集まり、コミュニティが形成されていきます。20代の若い方がこのように移住者のコミュニティ作りに協力してくださるのは、県や市にとっても心強いのではないでしょうか。
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