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06転出が課題の長崎県で、
20代に向けた発信を続ける。


転出が課題の長崎県で、20代に向けた発信を続ける。
長崎県 美咲《長崎紹介🌸》
SNS :

ご自身が被写体となって、長崎の街やお店を紹介しているこちらのアカウント。運営している美咲さんにお話を伺いました。


転出が課題の長崎県で、20代に向けた発信を続ける。
転出が課題の長崎県で、20代に向けた発信を続ける。
転出が課題の長崎県で、20代に向けた発信を続ける。

Q.SNSを活用して、地方の魅力を発信している方にお話を聞いています。どのような内容を、どのチャネルで発信しているのでしょうか?

美咲一番活用しているプラットフォームは、インスタです。リール動画を作る時に、TikTokのアプリを使っているので、TikTokにも投稿しています。

Q.なぜ、長崎の情報を発信しているのですか?

美咲長崎は、転入より転出が多くなってしまいました。「社会減」による減少数の割合が全国で最も日本一になってしまったんです。福岡は近くて都会ですから、若い人たちの多くは福岡に出て行ってしまいます。

県外への流出を防ぎたいというのが、私がSNSで長崎の情報を発信する目的です。私と同年代の20代男女がメインターゲットで、お出かけスポットを見つけてもらいたいと思っています。長崎の再発見がテーマです。

また、県外に住んでいる人に向けては、観光客として遊びに来てほしいという願いも強くもっています。

Q.ご出身県が長崎ですか?他の土地に住んだことは?

美咲生まれも育ちも、ずっと長崎県です。

Q.開始した経緯は?

美咲2021年2月 2年くらい前にアカウントを立ち上げました。
学校を卒業する学生たちは、「長崎には何もない」ということで就職時に県外に出てしまうことが多いので、若者の県外への流出が課題になっています。そこに対して何かできないかなと思っていました。

学生時代にSNSはやっていなかったのですが、長崎市の観光大使やミスコンに応募する時に、選考フローにSNSの審査があったため始めました。インスタを開設したら、カメラが趣味の方から「被写体としてモデルをしませんか?」と連絡をもらい、長崎の景色と共に撮影してもらいたいと思って撮影してもらうようになりました。

自分自身、県内の観光地に敢えて行くことがなかったのですが、撮影場所として行ってみると、<映える>場所が多いな、と新たな視点に気づいたんです。2021年、コロナで観光客が減っていたので、コロナ禍が収まったら、県外の方に遊びにきてほしいという気持ちで色々なところに撮影に行きました。他県から旅行に来られるようになった時のために、長崎についての情報を蓄積しておきたいと考えました。

Q.どのように撮影、編集しているのですか?

美咲景色だけを投稿するのではなく、20代女性としての私が楽しんでいる様子を発信したいと思っているので、自分が写っているコンテンツを載せるようにしています。

写真を撮影してくれているのは、スペシャルサポーターとして力を貸してくれるカメラマンさんです。その他、ヘアメイク、着物やアクセサリーのレンタルなども、長崎のことが好きで、私の活動を応援したいと言ってくださる方にスペシャルサポーターになっていただいています。動画の編集は、ついでに携帯で縦長動画の素材を撮影してもらって、自分で編集しています。

Q.SNSやメディアに出演することで、周囲のご家族、お友達の皆様に変化はありましたか?

美咲最初は家族に黙ってインスタを立ち上げました。恥ずかしかったから。友人にも、どう思われるか不安で、なかなか言えませんでした。でも、実際に始めてみたら、みんな応援してくれています。1年に1回、私が主催をしてマルシェを開催しているのですが、友人がスタッフとして手伝ってくれます。

私は、マルシェの主催者として告知や会場の手配をしたり、飲食店などに出展依頼をします。マルシェを開催するのは、撮影で身につけているアクセサリーを販売したり、インスタで紹介したお店の料理を食べてもらう機会を作りたいから。いつも協力いただいているスペシャルサポーターの皆さんに何かを返したいと思って、年1回の開催を目指しています。

Q.長崎で感じている課題、解決していきたいこと。

美咲一番の課題は、若い人の流出です。長崎の魅力として、楽しいところがたくさんあります。地名は知っているけど、よく知らないという場所もたくさんあります。その魅力を知らないで県外に出てしまうのは、勿体無いです。長崎でも楽しく、幸せに暮らせるということを広めたいですね。地域の力になりたいです。

Q.できていないけれども、やりたいことってありますか?

美咲やりたいイベントがたくさんあります。同年代の友人たちも、やりたいアイデアがいっぱいあると言っています。でも、個人では実現が難しいと思っているんです。アイデアを形にすることが難しい。そこが解決したら良いのにと思っています。

Q.そのほか、何か伝えたいこと、PRしたいことなどあれば、なんでもどうぞ。

美咲県外の方が想像する「長崎」ってザ・観光地、ちゃんぽん、カステラなのですが、エリアによって雰囲気が全然違うので、ぜひ色々な地域に足を運んでほしいです。


ありがとうございました。自らマルシェを企画して主催したり、スペシャルサポーターと称する応援・協力してくれる人たちを探してくるというバイタリティに驚きました。

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