福岡で数多くのママ会を主催してきたルミルミさん。これまでに、600組近い親子と会ってきたそうです。子連れでのお出かけに関する情報が丁寧に集約されている、こちらのアカウント。運営しているルミルミさんにお話を伺いました。
Q.SNSを活用して、地方の魅力を発信している方にお話を聞いています。福岡出身ですか？他の土地に住んだことは？
ルミルミ福岡県糸島市の出身・在住です。福岡市には住んだことがありますが、他の県はありません。糸島は、自然があるのに程よく都会にアクセスできるところが気に入っていて、ずっと住んでいます。
Q.SNSでの発信を開始した経緯は？
ルミルミ子どもが産まれてから子連れでお出かけするようになって、最初は外出先のことを単純に掲載していただけでした。インフルエンサーになろうと思っていたわけではなく、出かけたところをコツコツと投稿してきた結果、多くの方に見ていただけるようになった感じです。
最初、子育てって、地味で孤独で寂しいイメージでした。それで、ママ会をするようになりました。5年前に男の子が産まれたのですが、その子が生後６ヶ月くらいの時からママ会をやり始めました。スタートは15組くらいの親子が集うママ会でした。レストランを貸し切って、インスタで呼びかけたら３０〜４０組集まるようになったんです。多いときは70組ほどにも及びました。地元の糸島周辺でやっていたのですが、福岡市でも開催して欲しいという声があって、活動が広がっていきました。他のママたちにとって、有益になることをしたいと思っています。
他のママさんと話してみると、子どもの遊び相手よりも、ママたちのお喋り相手が欲しいというニーズが多かったです。だから、ランチ会をして、ママたちが交流できる場所を作っていきたいと思いました。でも3年前からコロナが始まってしまって、集まることができなくなってしまいました。離れていても繋がっていたい。そんな思いから、インスタに更に力を入れるようにしたんです。デザインを変えて、パッと見てわかりやすいように表紙を変えました。文章を詳しく書くことで、情報を検索したりして探す手間を省くように、営業時間、キッズチェアの有無など、ママ向けの情報をインスタの投稿に集約するようにしました。
他に、写真の撮り方も変えました。お料理にフォーカスしたグルメ写真じゃなくて、お店の雰囲気がわかるような引きの写真にしました。そうすると、この席なら子どもを連れて行ける。ここにトイレがあるんだ。外のテラスでも良さそう。といった情報が伝わると考えました。
Q.ママ達が集まれる場所を作っていった、というのはすごい行動力ですね。どのように活動が広がったのでしょうか？
ルミルミ最初にママ会を開始した時から数えると、延べ600組くらいの親子と会ってきました。友達の友達は皆友達みたいな感じで、輪が広がっていきました。４年以上前にイベントに来てくれたママたちとも、今でも交友関係が続いています。最初にイメージしていた、「寂しい子育て」は、脱却できたかなと思います。
Q.できていないけれども、やりたいことってありますか？もしこれができたら、もっと地域の魅力が伝わるのに、というものはありますか？
ルミルミインスタは、更新し続けないといけないメディアです。昔の記事が上がってくることがないので、ブログのような別のプラットフォームに記事として残して行けると良いなと思っているところです。mixi、Facbookが廃れてしまったように、インスタの人気が衰えてしまったり、サービスが無くなってしまうこともあり得ますので、インスタがなくても、ママたちが子連れ情報に困ることがないように、別の手段も用意しておきたいと考えています。
ありがとうございました。他のママ達と、ちょっと交流でもできると気持ちが晴れますよね。子育てが孤独で寂しいものにならないように、ファーストペンギンになってくれたルミルミさん。そんなフットワーク軽く動いてくれる方が、日本各地に出現してくれると良いなと思っております。
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